1日だけは避けたかったけど、後24時間引き延ばして2日になると私が壊れる・・・。もう日にちなんていってられないので、一刻も早く出したい!!という思いで迎えた、1日0時。
陣痛はかなりきつくなり、旦那のマッサージがないと耐えられない状態。おしるしがあった日から、まともに眠れてない私にとっては身体的にもピーク。
ただでさえ、初産一寸先は闇状態なのに、お隣さんがお産が始まってしまう。私より遅く陣痛室に入っただし、陣痛が始まったのも、ついさっきみたいなのに。経産婦さんだからかな。夜勤の助産師さんは一人。もちろん、そちらにつきっきり。
明け方、ようやく様子を見に来てくれたときには、もう心身共に最悪の状態。アキが「ずっと寝てないので体力がない。なにか措置はできない� �」みたいなことを申し出てくれる。
とりあえず、緩和剤(痛みを和らげる)の筋肉注射を打って、陣痛の合間に睡眠をとることに。5分おきにくる痛みに目は覚めるものの、とりあえず体力を取り戻し、意識はもうろうとしながら間隔が短くなるのをじっと待つ。が、すすみ具合は相変わらず緩やか。
あまりにも陣痛が緩やかで、子宮も開かないため、午後に入って、とうとう促進剤を打つ。
投薬後は早かった。1時間くらいで2分間隔になる。痛みは激しく、もう意識はあるのかないのか、寝ぼけているのか覚醒しているのか自分でもよく分からない状態。陣痛の波がきてから呼吸法を実践しても遅いので、いつきてもいいように、常に「ヒッヒッ、フー」と言っていた気がする。お産をしているのはわかっているけど、「� ��どもを産みたい」というより、「この痛みから逃れたい」一心。
アキが「がんばれ」と声をかけてくれるのに、「もうがんばったよ〜(これ以上なにをどうがんばればいいんじゃ!!)」と弱音を吐いたのも覚えている。助産婦さんもいたのに、今考えると恥ずかしい。
内診をしてもらい、「分娩室行けるよ」と助産婦さんに言われてたとたん、目が醒める。分娩がどんなものかは知らなかったけど、なんだか終わりが見えてきた気がして、嬉しかった。
おしるしから出産までを日記帳にまとめてます。お暇な方は、読んでやってください。
夜中もちょこちょこ張って、寝たような寝てないような・・・・。でも、これくらいということは、きっとまだまだなんだろう・・・。
明け方ちょっと張りの感覚を計ると、だいたい一時間に3回。
朝7時頃起きてからは、だいたい9分間隔で張りが来る。出血も激しい。
アキに仕事を遅らせてもらって、健診に行く。
まだ、子宮は1センチも開いてない状態で、間隔もまばらなので、前駆陣痛だろうとのこと。でも、妊娠中毒症も出ているし(むくみが激しい・・・)入院しましょう。といわれ、とうとう入院となる。
自分が産まれたとき以来、初めての病院生活・・・・。
分娩室
小型犬と咳止めシロップ
前の産婦さんは車いすで運ばれたけど、私は歩いて移動。「デジカメもってきてね」とアキにお願いして、先に分娩室に入り、処置を受ける。
分娩台にあがって、出産前の処置をしてもらっている途中でも陣痛は来る。陣痛室のときほど痛みは感じなかったのは気分の違いかな。
「もういきんでもいいよ」と言われて、とりあえず、一人でいきんでみる。
そうこうしていると、白衣をきたアキが入室。
助産婦さんや看護士さんが準備をしながら、「お部屋の希望は?」など事務的なことも聞かれる。
どうやら、産んでいる間に、荷物などを部屋に移してくれるらしい。相部屋に一人が、安くて安気でよかったが、なかったので、個室にする。個� �だと、トイレ付きとトイレ無しも選べたが、陣痛の合間であまりじっくり考える余裕もなく、トイレ無しのお部屋をお願いした。(あとあと考えると、部屋もその分広かったし、よかった)
助産婦さんについてもらって、お産が始まる。いきみ逃しのときも楽だった横向きにしてくれて、いきむ。
数回いきんだところで、「もうでてくるから」と言われ、仰向けに戻される。
分娩台に上がってからも数時間かかると思っていたので「すぐってどれくらい??」とは思いながらも、
本で読んでいたとおり、おへそをみるようにして、力を入れる。
小柄なので、足をのせる台が遠い&握るバー中途半端な位置で、力が入れにくかった。
陣痛の間隔も結構長かったような気がする。
最終的には、骨盤の大きさとか� ��問題で、出て来れないことが分り、先生がやってくる。
「吸引と、切開しますね」と言われた。あんなに恐かった切開だけど、今は早く出したいし、今までの痛さから怖さもほとんどなかった。
一応麻酔をしてくれて(たぶん)「はい。いきんでください」と言われる。
たぶん、いきんでいたら痛みはわかんないだろう。というか、いきまなかったら痛いかも・・・、と思い、思いっきりいきむ。
なんとなく、「ジョキッ」という感覚がしたあと、ぬるぬるとしたものが脚に流れた。
「いきむの止めて」と言われて、短呼吸していると、なにやら出てきた様子。
でも、へその緒がつながっているので、変な感触がしていて、出てしまったのかまだなのかよくわからない。
「ほら、でてきたよ」という助産師さんの 言葉と産声で、ようやくでてきたことがわかる。。
切ってからも時間がかかるとばかり思っていたから、こんなに早くでてくるものとは知らなかったので、逆にびっくり。
あとから、時間を聞いてみると、出産時間が午後4時51分。分娩室に入ったのが4時半頃だったので、わずか20分くらい。
産まれてすぐの赤ちゃんが(清拭してしまう前の様子が)見たくて、
「下着汚れても良いので、抱かせてください」とお願いして、お腹の上に乗せてもらう。
ヌメヌメのぐにゃぐにゃの赤ちゃんで、元気に泣いてくれた。
ちなみに、胎盤もそのままずるっとでてきて、後産がなかった・・・。
私の処置(縫合)と、赤ちゃんの処置のあと、分娩台のうえで、改めて抱かせてもらう。ちっちゃくて、ふにゃふにゃで、 温かかった。
時々目が開くので、みてみると、白目が充血していた。疲れ目みたいな感じ。きっと、長時間のお産で、彼も疲れていたのでしょう・・・。
なんだか、「母になった」とか「子どもを産んだ」とかじゃなくて、
「あんたが、この9ヶ月間お腹に入ってたのか〜」「とうとうでてきたな〜」とか、そういう感情が先だったかも。
猫の鎮痛剤
カンガルーケアはできなかったけど、1時間半赤ちゃんは泣くこともなく、3人でのんびり過ごせた。
6時半頃、赤ちゃんを預けて、個室に帰る。5時の交代時間ぎりぎりの出産だったので、立ち会いの助産婦さんはもういなかった。
私が部屋に戻ると、補助ベットでアキは寝ていた。私は痛みで体が尋常ではなかったし、緩和剤を打ってもらって少し眠れたけど、アキはきっと普通の状態で私に付き合って、徹夜状態。お疲れ様です。
アイスクリームを頂いて、入院に関する話をきく。
一息ついてから、テーブルに今日の夕食があるのに気付く。そういえば、今日は朝からなにも食べてなかった。(朝&昼の食事はアキに食べてもらった)少し食べたあと、ベ� ��トに横になる。
お産直後も、赤ちゃんは新生児室で、アキと二人で話をしていると、普通に今までとなんら変化はなく、妊娠前に戻ったような感覚がした。お腹も少しは軽いし。(ぶよぶよだし、体重計ったら、まだ10kg増だったけど)
アキは熟睡モードに入り、一人で暇になったので、携帯で友達や職場に報告。(家族にはアキがすでに連絡してくれていた)
5時に産んで、7時頃保育園に電話したので、「元気だね」とびっくりされる。どうも、目が冴えてしまって、眠れないし、元気だった。
それでも、明日からはいよいよ。お産は終わったけど、一息つく間もなく、子育ての始まり。
とりあえず、今は何も考えず、ゆっくり寝よう。たぶん気持ちがハイになっているだけで、体力的にはお疲れだろうし。
おやすみなさい。(9時就寝)
長い長い、6日間でした。(ほとんど1週間・・・)
余談だけど、産んだ直後はさすがに、「二人目ほしかったけど、ちょっと考えよう・・・」と思った。でも、上手くできているものでお産の痛みは個室に戻った頃には忘れていた。いや、痛かったのは覚えてるんだけど。だからみんな2人3人と産めるんだなぁ。
納得。
3月27日
朝、おしるしがくる。が、ちょっとお腹が重く感じるくらいで、特に変化なし。
昼は、猫の予防接種、夜は劇団に顔を出した後、飲み会に参加する(もちろんアルコールはなし)
帰って、アパートの階段を上るとき、お腹がつかえて足が上がらないことに気付く。下がってきたのかもしれない。
風呂にはいると、すごく楽な気分になるけど、布団に横になると、よく張るしちょっと痛い。けど、気付けば眠ってしまっていた。
3月28日
朝4時半頃目が覚めてから、あまり寝付けなかった。一人でいろいろ考えてしまったり、胎動が激しかったからかも。
今日は、近くの市民会館まで散歩に行く。友人のAちゃん(1歳2ヶ月のお子さまSくんと)が暇だったみたいで、市民会館前の公園で会うことになる。彼女には出産や育児に不安を感じていることをちょくちょく話していたので、「子どもと触れ合うのがよいのでは・・・・」と彼女の気遣いだったみたい。Sくんが遊ぶ姿や、一生懸命ウインナーの皮をかみ切ろうとしている姿をみて、なんだかほっと落ち着いた。
一日様子を見たが、やはり、何度か出血。明日は病院に行ってみるべきか否か・・・・。悩む。
3月29日
夜中にちょこちょこ目が覚める。別にお腹が張っているわけではないけど、気が張っているらしい。
明け方には、不規則だけど、一時間に2回の割合で張る。初期段階なのかな。結局、出血が何度もあるので、やっぱり病院に電話して、行くことになる。そのまま入院になるかもしれないので、実家の母に連れて行ってもらう。
NST・内診をしてもらったが、とりあえず今日は帰ることになる。でも、明日朝一でまた健診に行かなければならない・・・。
昼から、短大時代からの友人Kさんが遊びに来てくれる。
夜、近くのレンタルCDのお店まで散歩に行ってみる。内診した時の痛みが残っているような感じで、昨日の散歩の時とは全く違う腹の張りと痛み。だいたい、張りは3� �分に2回程度。朝よりはちょっと狭くなってきたのかも。
「まだすぐにお産ということはないでしょう」と言われたけど、陣痛室に通される。もし、もっと緊急の妊婦さんがきたら、部屋移動になるのかも。。。とか思い、あまり荷物を広げないように気を付ける。
丁度、妊婦健診に来ていたAちゃんが様子を見に来てくれる(彼女は10月に2人目出産予定)。
隣からは、結構しんどそうな妊婦さんの声が・・・・。大変そうだけど、私も早くすませたいなぁ。入院費もかさむし、猫も心配・・・。
昼から間隔を計ってみる。
13時台は6〜7回。
14時台は7分回。
15時台は8回くらい。
ここ数日ゆっくり眠れていないので、合間は寝て、張りで目が覚める、の繰り返し。ちょっと暑くて寝苦しい。起きあがったり、歩いたりすると、間隔がずれるし、痛みも我慢で� �るので、まだまだなんだろうなぁ。子宮は開いてきたのかな・・・。
16時台はバラバラ。
17時台は約10回6分おき。かなり痛くなる。
18時台は約11回5分おき。いよいよかな〜、と思っていたら・・・。
19時台、夕食後から、突然間隔が7〜10分おきに戻る。そのかわり鈍い生理痛みたいな感じだった痛みが強くなって、2分くらい続くようになる。今までの張りとはなんとなく違う痛み。もしかして、本物がきたかな。
20時台は8回。なんとなく、規則的になってきたし、本物の陣痛になってきたような感じ・・・がする。動くと出血のような感じも続いている。
今日は、仕事帰り〜面会時間ぎりぎまでアキがきてくれる。職場に近いところにしたのは正解かも。でも、猫が気になる・・・。
ちなみに、むくみのひどい私には塩分制限の食事がくるのだけど、ぜ んぜん薄味じゃない。私が作ったものや保育園の給食のほうがずっと薄い。・・・・ということは、私のこのむくみの原因は??時々の外食と食べ過ぎ???
何時頃か忘れたけど、お隣さんは分娩室に移動してしまった。一人になったので、ちょっと気が楽。アキに電話して、9時半頃横になる。とりあえずは体力のこともあるので、休もう。
空いた・・・と思ったら、隣の陣痛室に新しい人が入ってくる。
出産を控えた妊婦さんが、ここの医院だけでもこうやって、次々入れ替わりやってくるんだなぁ。どうやら、経産婦さんっぽい。破水したので、陣痛はまだだけど入院になったらしい。
2時頃、腹痛と暑さで何度も目が覚める。寝ていると、ふいうちで陣痛が来るので、起きているときよりしんどいのかも。しかも、陣痛がくるたびに、出血のような感じがある。夜食を食べながら、間隔を計ってみる。眠れないし、座っているほうがちょっと楽。
2時台は5〜6分間隔。
3時台はちょっと不規則だけど、6〜7分間隔。
4時頃からNTSテスト。夜勤の助産師さんに出血のことを話すと、内診をしてくれる(分娩台に初めて寝転がった)。どうやら、破水もしていたらしい。やたらと水っぽい出血だなぁ、と思ってはいたけど・・・。上のほうが破れているため、ちょろちょろ破水らしい。
黴菌が入らないための注射(8時間おき)投与開始。
その注射、打つたびに、ワクチンを2種類腕にして反応を確認しなければならない。一回の注射の度、3回針をささなければならない。今更注射が恐いとは言わないけど。あんまり気持ちのいいものではない。子宮は1.5〜2センチくらい。だいぶ下がってきているらしい。内診は好きではないけど、この日の助産師さんは、とっても感じのいい人で、よかった。
もしかして、今日中には出てくるかな。まだ19時間もあるし。出てきて欲しいなぁ。もうすぐ6時。アキにメールをしておこう。
6時40分頃アキがやってくる。でも、まだまだのようなので、何かあれば電話することにして、8時15分頃出社。
9時半の先生の診察では、子宮はまだ� �センチ。あんまり変化なし。どうなることやら。
うとうとしながら横になるけど、痛い・・・。起きあがって、いろんな形のいすに座ってみる。ちょっとはましかも。
こんなのがあと何時間も・・・と思うと気が遠くなる。痛みが来ないと出てこないのはわかってるけど、逃げたいよぅ。結局立ち会いにしてもなんにしても、やっぱり、最後は一人なんだなぁ。
とか。考えてたら、なんか陣痛の間隔があいたような気がする。メンタルなところも影響するのかな。(今日の昼の助産師さん、ちょっと苦手な人だし)
午後も、ひたすら真綿で首を絞められるような、じわじわ陣痛に苦しみながら、内診を何度か受けるが、「(子宮の開き具合が)さっきと変わってませんね」とだけ言って、あっさり帰っていく先生。こうい うとき、やっぱり男性は冷たい。冷たいというか、こちらの気持ちはわからないんだろうな。言われるたびに、気が遠くなる思いで、夜を迎える。
アキが一度家に帰って、猫の世話をしてから、来てくれる。もういつでるかもわからないので、今日は泊まってくれる。
今日は、保育園年度末の日。保護者には今日付けで退職ということになっていたので、保護者会から私にも花束を頂いたらしい。職場の後輩のH先生とA先生が、花束をもってきてくれた。丁度、背中をアキにさすってもらっているときだったので、二人はあわてて帰っていった。気ぃ使わなくてもよかったのにな。わざわざもってきてもらったのに。
とにかく、背中をさすってもらいながらでないと、しんどくて持たない状態が続く。「もう切って産みたい」� ��いう考えばかりが頭に浮かんでしまう。とにかくこの痛みから解放されたい。(あとから考えたら、やむを得ず帝王切開になった方に申し訳なかったと、反省)
でも、なかなかもうし出せないまま・・・。そして、一番避けたいと思っていた1日が刻々と迫ってきた。
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